【デビュー物語】ブルース・ホーンズビー

デビューの瞬間には、さまざまなドラマがちりばめられています!

どんなスーパースターにも、新人の時がありました。

ここでは、さまざまなアーティストの最初の一歩をご紹介します。

今回は、ロック界に異彩を放つピアニスト、ブルース・ホーンズビーです。

これを読めば、きっとあなたも「聴いてみたい!」と思われるでしょう。

それでは、ご覧ください。

兄弟との活動

ブルース・ホーンズビーは1954年、アメリカのバージニア州ウィリアムズバーグ生まれのピアニスト、シンガーソングライターです。

父親は元ミュージシャン、母親はピアニストという家庭で育ちました。彼には兄のボビーと弟のジョンがいます。

ブルースは、幼いころからさまざまなジャンルの音楽にかこまれて過ごしました。

高校時代にはバスケット・ボールの選手としても活躍します。

1974年、大学生のとき、兄のボビーが結成していたバンドに参加し、キーボードとボーカルを担当しました。

1977年、マイアミ大学を卒業したブルースは故郷のウィリアムズバーグにもどり、地元のクラブやバーでの演奏を開始します。

やがてブルースは、弟のジョンをパートナーとして作曲活動を開始しました。

アンブロージア

1980年、兄弟は活動拠点をカリフォルニア州ロサンゼルスに移します。

ブルースはロサンゼルスで作曲家として、またセッションミュージシャンとしても活動しました。

1982年、バンド「アンブロージア」に加入。しかし、同年アンブロージアは解散します。

その後、ブルースはシーナ・イーストンのバック・ミュージシャンをつとめました。

ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ

1984年、彼はバンド「ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ」を結成します。

このころ幸運が訪れました。

ヒューイ・ルイスとの出会いです。

ルイスの協力により、バンドは翌1985年にRCAレコードと契約することができました。

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースはのちにブルースの曲「ジェイコブズ・ラダー」をとりあげ、この曲はナンバー・ワン・ヒットになっています。

ザ・ウェイ・イット・イズ

1986年、ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジのデビューシングル「エヴリ・リトル・キス」、デビューアルバム「ザ・ウェイ・イット・イズ」が発表されました。

アルバムタイトル曲の「ザ・ウェイ・イット・イズ」は、ピアノのリフが印象的な曲です。この曲は人種差別、公民権運動、貧困問題という重いテーマを扱っていました。

アルバムが発売されたのは4月でしたが、9月にセカンドシングルとして「ザ・ウェイ・イット・イズ」が発売されます。

そして12月、みごとにヒットチャートの1位になりました。

アルバムのほうも、3位まで上昇、300万枚を売り上げています。

この当時、ここまでピアノを前面に押し出したバンドはありませんでした。

彼らの音楽は一聴するとアメリカン・ロックですが、ジャズやカントリー、ブルーグラスなどの南部の香りが漂う味わい深いサウンドとなっています。

ブルース・ホーンズビーは、ザ・レインジ解散後もさまざまな名義で活動を続けています。

今回は、ブルース・ホーンズビーの最初の一歩をご紹介しました。

聴いてみたい!と思われたあなたは、こちらからどうぞ。
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