【デビュー物語】カルチャー・クラブ

デビューの瞬間には、さまざまなドラマがちりばめられています!

どんなスーパースターにも、新人の時がありました。

ここでは、さまざまなアーティストの最初の一歩をご紹介します。

今回は、ニューロマンティックの華、カルチャー・クラブです。

これを読めば、きっとあなたも「聴いてみたい!」と思われるでしょう。

それでは、ご覧ください。

ニューロマンティック

カルチャー・クラブは1981年、イギリスのロンドンで結成されたバンドです。

中心人物はボーイ・ジョージことジョージ・アラン・オダウド。1961年、ロンドンに生まれました。

労働者階級の出身で、恵まれているとは言えない家庭環境で育ちます。

「ニューロマンティック」は、1970年代後半のロンドンにおいて、大いに盛んになった音楽ジャンルでした。

デヴィッド・ボウイやT.レックスなどのグラムロックを源流に持ち、個性的なファッションやビジュアルが特徴です。

音楽的にはシンセサイザーを多用したポップなものが主流でした。

ブリッツ

ロンドンのナイトクラブ「ブリッツ」は、そんなニューロマンティックの聖地として、著名人たちやスターにあこがれる若者たちでにぎわいを見せます。

もちろん、ボーイ・ジョージもその若者のひとりでした。彼は、クローク係としてブリッツで働きます。

ボーイは、グラム・ロックの先駆者だったデヴィッド・ボウイとT.レックスのマーク・ボランを深く尊敬していました。

その影響は、のちのカルチャー・クラブの楽曲にも随所にみられます。

デビュー

1981年になると、ボーイはバンド「バウ・ワウ・ワウ」と共演するなど、歌手としてステージに立つようになりました。

ある日、ブリッツにいたボーイの所にマイキー・クレイグ(ベース)がやってきて、「一緒にやらないか?」と持ちかけます。ボーイは了承しました。

やがて、ジョン・モス(ドラム)、ロイ・ヘイ(ギター)が加わり、カルチャー・クラブが誕生します。

バンド名の由来は、メンバーが4人ともバラバラの出自を持っていたことからでした。

やがて、イギリスのレコード会社ヴァージン・レコードが彼らのデモ・テープを気に入り、契約が結ばれます。

1982年、カルチャー・クラブはデビュー曲「ホワイト・ボーイ」、セカンドシングル「アイム・アフレイド・オブ・ミー」を発表します。

しかし、どちらもヒットしませんでした。

同年、3枚目のシングル「君は完璧さ(Do You Really Want to Hurt Me)」を発表。

この曲が世界中で大ヒットします。

イギリスで1位、アメリカでは2位となりました。

キッシング・トゥー・ビー・クレバー

ボーイ・ジョージのカラフルなファッションなどのイメージが先行していたカルチャー・クラブですが、音楽面は意外にも伝統的です。

ソウル、レゲエなどの影響も随所に見られ、サウンド面では妥協しないところを見せています。

「キッシング・トゥー・ビー・クレバー」は、1982年に発表された彼らのデビューアルバムです。

「君は完璧さ」「アイル・タンブル・4・ヤ!~君のためなら」などの大ヒット曲が収録されています。

今回は、カルチャー・クラブの最初の一歩をご紹介しました。

聴いてみたい!と思われたあなたは、こちらからどうぞ。
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