【デビュー物語】レーナード・スキナード

デビューの瞬間には、さまざまなドラマがちりばめられています!

どんなスーパースターにも、新人の時がありました。

ここでは、さまざまなアーティストの最初の一歩をご紹介します。

今回は、レーナード・スキナードです。

これを読めば、きっとあなたも「聴いてみたい!」と思われるでしょう。

それでは、どうぞ。

デビューまで

レーナード・スキナードは、アメリカのフロリダ州にて結成された、サザン・ロックを代表するバンドです。

中心人物である、リードボーカルのロニー・ヴァン・ザントは1948年生まれ。

少年時代は、音楽よりもボクシングや野球などのスポーツに夢中になっていました。

彼は高校生になると、野球部に入部します。

そこで後のレーナード・スキナードとなる野球仲間で、バンドを結成します。1964年のことでした。

彼らの興味は、野球よりも俄然、バンドのほうに向かっていきます。

やがて、地元で演奏活動に邁進するようになりました。

バンド名を何度か変えたのち、1969年にレーナード・スキナードに落ち着きます。

当時厳しかった体育の教師の名前をもじってつけたものだと言われています。

やがて彼らは、地元では知らないものはいないほどの人気バンドになっていました。

しかし、さらなる発展を求めて、バンドはフロリダから音楽の盛んな、ジョージア州アトランタに拠点を移します。

アトランタでは、さらにライブに磨きをかけ、メジャーデビューを目指す日々を送りました。

そして彼らに運命の出会いが訪れます。

当時すでに名アーティスト、プロデューサーとして名をはせていたアル・クーパーは、アトランタにレコーディングに来ていました。

そこでレーナード・スキナードの演奏を観たクーパーは、彼らの演奏を大いに気に入ります。1972年のことでした。

当時彼は、南部のサウンドに非常に関心を持っており、このバンドをデビューさせることに決めます。

こうして、レーナード・スキナードの下積み時代は終わりました。

レーナード・スキナード

1973年、アル・クーパーのプロデュースによる、彼らのメジャーデビューアルバム「レーナード・スキナード」がMCAレコードから発表されます。

アルバムは、デビュー作ながら、彼らの長年の演奏活動により蓄積された実力が、いかんなく発揮されていました。

ギターが3人という特殊な編成も、彼らの特徴です。

アルバムを代表する曲「フリー・バード」。

彼らと同じくサザン・ロックを代表するバンド、オールマン・ブラザーズ・バンドのギタリストで、1971年に亡くなったデュアン・オールマンに捧げられました。

ギター・ソロはロック・ファンなら必聴です。

「レーナード・スキナード」は、ビルボードのアルバムチャートで、19位まで上昇します。

今回は、レーナード・スキナードの最初の一歩をご紹介しました。

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おまけ レーナード・スキナード その他のおすすめアルバム

セカンド・ヘルピング Second Helping

1974年に発売された、彼らの2枚目のアルバム。

レーナード・スキナードの代名詞と言える「スウィート・ホーム・アラバマ」が収録されています。

彼らのファンでなくともご存じの、名曲ですね。

「スウィート・ホーム・アラバマ」は、アラバマ州の州歌とまで言われるようになりました。

ビルボードのシングルチャートでは8位。

アルバムのほうも、12位まで上昇しています。

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