【デビュー物語】リッチー・ヴァレンス

デビューの瞬間には、さまざまなドラマがちりばめられています!

どんなスーパースターにも、新人の時がありました。

ここでは、さまざまなアーティストの最初の一歩をご紹介します。

今回は、チカーノ・ロックのスター、リッチー・ヴァレンスです。

これを読めば、きっとあなたも「聴いてみたい!」と思われるでしょう。

それでは、ご覧ください。

マリアッチ

リッチー・ヴァレンスことリチャード・スティーヴン・バレンズエラは1941年、アメリカ、カリフォルニア州生まれのシンガー、ギタリストです。

両親はメキシコ系のアメリカ人。リッチーも当然、マリアッチなどのメキシコ音楽を聴いて育ちます。

さらに彼は、リズム&ブルースやジャンプ・ブルースなどの黒人音楽も好んでいました。

5歳のころには楽器に興味をもちはじめ、ギター、トランペットそしてドラムを演奏するようになります。

ちなみに彼は左利きですが、ギターは右で弾いていました。

やがて学校にギターを持って通うようになり、友人たちの前で演奏して人気を得るようになっていきます。

オーディション

16歳のときに彼はバンド活動を始めました。

ザ・シルエットという地元のバンドです。

リッチーは、このバンドでギタリスト、そしてボーカリストとしての才能を発揮しました。

彼のうわさは、ハリウッドにあったデルファイ・レコードの社長、ボブ・キーンの耳にも入ります。

実際にリッチーの演奏を観たキーンは感銘を受けました。

すぐさま彼をスタジオに招いてオーディションを行うこととなります。

結果、リッチーは見事、デルファイ・レコードと契約することになりました。1958年のことです。

デビュー

デビューにあたって、キーンが付けた名前がリッチー・ヴァレンスでした。

最初にレコーディングされた曲「カム・オン・レッツ・ゴー」が1958年8月に発売され、シングルチャートで42位とヒットします。

同じ1958年、追い打ちをかけるように2作目のシングルが発売されました。

A面が「ドナ」B面が「ラ・バンバ」という、ロックンロール史上最強のカップリングと言える傑作です。

「ドナ」はリッチーが恋人のドナ・ルートヴィヒに捧げて書いたラブ・ソング。

「ラ・バンバ」はメキシコに古くから伝わる民謡を、ロックンロール調にアレンジした曲でした。

Ritchie Valens

こうして彗星のように17歳のロックンローラーが誕生したのです。

彼のデビューアルバム「Ritchie Valens」は1959年に発表されました。

アルバムチャートでは23位まで上昇しています。

今回は、リッチー・ヴァレンスの最初の一歩をご紹介しました。

聴いてみたい!と思われたあなたは、こちらからどうぞ。
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