【デビュー物語】ZZトップ

デビューの瞬間には、さまざまなドラマがちりばめられています!

どんなスーパースターにも、新人の時がありました。

ここでは、さまざまなアーティストの最初の一歩をご紹介します。

今回は、ZZトップです。

これを読めば、きっとあなたも「聴いてみたい!」と思われるでしょう。

それでは、どうぞ。

デビューまで

ZZトップはアメリカ、テキサス州出身のロック・バンドです。

中心メンバーのビリー・ギボンズは1949年生まれ。ミュージシャンであった父親の影響もあり、恵まれた音楽環境の中で育ちました。

13歳の時にギターを手に入れ、ギタリストとしての活動を開始します。

18歳の頃には地元テキサスで、当時流行だったサイケデリック・ムーブメントに影響を受けたバンドを結成しました。

1969年、ビリーが20歳の時、ZZトップが結成されます。

当初のメンバーは若干違いましたが、すぐにおなじみのメンバー、ベースのダスティ・ヒルそしてドラムのフランク・ベアードに落ち着きました。

この黄金のトリオで、長い期間にわたってロックしていくことになります。

1970年にレコード会社と契約にこぎつけたバンドは、翌1971年に「ZZトップ・ファースト・アルバム」を発表しました。

ZZトップ・ファースト・アルバム

このデビューアルバムで、すでに完成の域に達していましたが、彼らの音楽の根底にあるのはブルースです。

これ以上シンプルにできない最少人数のトリオ編成で彼らのサウンドは構築されていました。

フランク・ベアードは、どっしりと安定したドラミングでバンドを支え、そこにダスティ・ヒルのドライブするベース・ギターが乗っかります。

その土台の上を、ビリー・ギボンズの流麗なテクニックのギターが縦横無尽に駆け巡るのです。

ビリーは、ジミ・ヘンドリックスをはじめとするサイケデリック・ロックの洗礼を受けていました。

ジミのサウンドの根底にブルースがあったように、ビリーのギターにもブルースとロックの見事な融合の成果が見て取れます。

ZZトップをブルース・ロックバンドと呼ぶのは簡単です。

しかし、一見単純でありながらも、なぜか一聴して彼らとわかるその独特な疾走感は、まさしくロックの本道、そして最高峰と言えるものでした。

ロックに多少なりとも興味がおありでしたら、通り過ぎるにはもったいないバンドです。

今回は、ZZトップの最初の一歩をご紹介しました。

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おまけ ZZ トップ その他のおすすめアルバム3選

トレス・オンブレス Tres Hombres

1973年に発表された、彼ら3枚目のアルバム。

「ラ・グランジェ」は初期の代表曲で、ジョン・リー・フッカー風の軽快なブギー・ナンバーです。

すでに、バンドとしてのZZ トップは完成されたスタイルを見せました。

充実した内容の聴きごたえのあるアルバムとなっています。

ビルボードのアルバムチャートでは8位まで上昇、初の大ヒットとなりました。

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イリミネイター Eliminator

1983年に発表された、8枚目のスタジオ・レコーディングアルバム。

シンセサイザーを大胆に使用したサウンドが特徴です。

ミュージック・ビデオも作られ、一般的にもZZ トップの魅力を存分に知らしめました。

「ギミ・オール・ユア・ラヴィン」や「シャープ・ドレスト・マン」など、誰でも知っているおなじみの曲が満載です。

時流にうまく乗ったとも言えますが、彼らの音楽の本質は変わっていませんでした。

現在でも楽しんで聴けるアルバムとなっています。

ビルボードのアルバムチャートでは9位、さらに世界中でも大ヒットしました。

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アフターバーナー Afterburner

1985年に発表された、前作「イリミネイター」に続く9枚目のスタジオ・アルバムです。

ZZ トップが乗りに乗っている時期の作品で、数々のヒット・シングルを含んでいます。

「イリミネイター」で見せたシンセ・サウンドは、さらにきらびやかになりました。

ビルボードのアルバムチャートは4位、累計では500万枚を売り上げています。

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