【ようこそブルースへ】ジョン・リー・フッカー

ブルースには、音楽の魅力のすべてが詰まっています!

ブルースは現在主流のロック、ポップスなどの音楽のルーツとして、永遠に色あせない魅力を持っています。

ここでは、素晴らしいブルース・ミュージシャンたちをご紹介します。

今回は、キング・オブ・ブギ、ジョン・リー・フッカーです。

これを読めば、きっとあなたも「聴いてみたい!」と思われるでしょう。

それでは、ご覧ください。

少年時代

ジョン・リー・フッカーは1917年(諸説あり)、アメリカのミシシッピ州クラークスデイル生まれのブルースマンです。

母親が教会関係者だったため、幼いころからゴスペル音楽に囲まれ、彼自身も歌うようになります。

しかし、両親は離婚。母親の再婚相手がブルース・シンガーでした。ジョンは義父からギターを教わります。

10代になると彼は早くも、地元のクラブなどで演奏を行い、ギャラも稼ぐようになっていました。そして14歳のときに家を出て自立することになります。

1930年代の中ごろ、彼はテネシー州メンフィスに移住します。ここでも、ステージやパーティーなどで演奏活動を行っていました。

戦時中

やがて時代は第二次世界大戦に突入します。彼は食べていくために、さまざまな都市を転々として仕事をしていきました。

1943年、ミシガン州デトロイトに出た彼は自動車会社のフォードで職を得ます。

フォードで働きながら、デトロイトでも当然、クラブなどで演奏を開始。

当時、その界隈ではピアニストが多く、ギタリストは少なかったため、ジョンは重宝されて人気も出始めました。

このころ、彼はアコースティック・ギターからエレクトリック・ギターに持ち替えています。

ブギ・チレン

1948年、ついにレコーディングの機会が訪れます。カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とするモダン・レコードでした。

翌1949年に発表されたのがデビューシングル「ブギ・チレン」です。

この曲が、リズム&ブルースのチャートで1位となる大ヒット。

ジョンの語りかけてくるようなボーカル、特徴的なギター・リフ、そして足踏みでリズムを刻む独特のスタイルの曲でです。

「ブギ・チレン」は彼の強烈な個性とあいまってブルース史に残る名曲になりました。

彼はこの後もヒット曲を発表し、人気ブルースマンの一人となります。

ブーン・ブーン

ジョンのスタイルは、ロックンロールの原型のひとつとなりました。

彼の影響は、のちに続いたミュージシャンの中に色濃く見られます。

1980年の映画「ブルース・ブラザーズ」にジョンがストリートでライブを行なうシーンがありました。

「ブーン・ブーン」という曲ですが、ここでは口パクではなく、実際に生で演奏しています。

ジョンは、若き日にストリートで歌っていた自分を思い出していたのでしょうか。

今回は、ジョン・リー・フッカーをご紹介しました。

聴いてみたい!と思われたあなたは、こちらからどうぞ。
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